MENU

英語の助動詞一覧|can・will・must・shouldの意味と使い分け

英語の助動詞一覧|can・will・must・shouldの意味と使い分け

英語の助動詞は、動詞の前に置いて「できる」「するだろう」「しなければならない」「したほうがいい」といった話し手の判断を足す語です。

can と could、must と have to の違いがあいまいなまま、英作文や会話で迷っている人も多いでしょう。

この記事では、主な助動詞の一覧、文の作り方、意味ごとの使い分け、過去の言い方、間違えやすい形までを表で整理します。

結論=英語の助動詞は「主語+助動詞+動詞の原形」が基本の形で、1つの語が複数の意味を持ちます。

目次

英語の助動詞は動詞の前に置いて話し手の判断を足す語

英語の助動詞は、動詞だけでは言い切れない「確かさ」や「義務」や「能力」を、動詞の前に1語置くだけで足せる語です。

Cambridge Dictionary の文法解説は、モダリティを話し手や書き手が世界に向ける態度の表し方としています。

助動詞で表せる6つの意味

  • 確信(certainty)=どのくらい確かだと思っているか
  • 可能性(possibility)=そうなることがあり得るか
  • 意志(willingness)=進んでするつもりがあるか
  • 義務(obligation)=しなければならないか
  • 必要(necessity)=する必要があるか
  • 能力(ability)=することができるか

同じ解説は、事実の確からしさを判断する使い方と、許可や義務のように行動を方向づける使い方の2つに大きく分けています。

つまり助動詞は「どのくらい確かか」と「どうするべきか」の2つの方向で働く語です。

中心の9語と準助動詞

分類語特徴
中心の助動詞can・could・may・might・will・shall・would・should・must形が1つだけで、主語や時制で形が変わらない
準助動詞dare・need・ought to・used to助動詞と同じ作り方をする面と、一般動詞と同じ作り方をする面がある
助動詞と同じ意味を表す動詞have (got) to・be going to・be able to助動詞を置けない形の言い換えにも使う
英語の助動詞の一覧(Cambridge Dictionary の分類をもとに作成)

まずは中心の9語の意味と形を押さえ、ought to や have to は使い分けの場面で足していくと整理しやすくなります。

英語の助動詞の一覧と主な意味

助動詞は1語に1つの意味ではなく、同じ語が場面によって別の意味を表します。

Cambridge Dictionary の意味別の表をもとに、9語の主な意味を例文と一緒に並べました。

助動詞主な意味例文
can能力・許可・一般にあり得ることI can read this map.(この地図を読めます)
could過去の能力・依頼・許可を求める・可能性Could you open the window?(窓を開けていただけますか)
may許可(かたい言い方)・可能性You may leave early today.(今日は早く帰ってかまいません)
might可能性It might snow tonight.(今夜は雪が降るかもしれません)
will確実だと考える未来・申し出・依頼・約束・決断I’ll call you tomorrow.(明日電話します)
shall確実だと考える未来・申し出Shall I carry your bag?(かばんを持ちましょうか)
would依頼Would you check this report?(この報告書を見ていただけますか)
should助言・弱い義務・かなりありそうなことYou should get some rest.(少し休んだほうがいいです)
must強い義務・確信のある推測I must finish this today.(今日中にこれを終えなければなりません)
英語の助動詞9語の主な意味と例文

1つの助動詞に意味が複数あるので、文の中で「判断」と「行動の指示」のどちらで使われているかを見分けることが読み取りの近道です。

たとえば must は「しなければならない」と「〜に違いない」の両方を表します。

You must wear a helmet here. は行動の指示で、This must be your umbrella. は持ち主についての推測です。

どちらの意味になるかは、前後の文脈で決まります。

英語の助動詞を使った肯定文・否定文・疑問文の作り方

肯定文は主語+助動詞+原形

助動詞は主語のすぐ後ろに置き、続く動詞は原形にします。

後ろに来るのは一般動詞のほかに、be や have でもかまいません。

  • She can play the piano.(彼女はピアノを弾けます)
  • It will be cold tomorrow.(明日は寒くなるでしょう)
  • They may have a meeting now.(彼らは今、会議中かもしれません)

否定文はnotを後ろに置く

否定文は、助動詞のすぐ後ろに not を置いて作ります。

don’tやdidn’tは足さない

Cambridge Dictionary は、We don’t can … のように do を足した形を誤りの例として挙げています。

助動詞否定の形短縮形
cancannot(ふつう1語で書く)can’t
couldcould notcouldn’t
maymay notなし
mightmight notmightn’t
willwill notwon’t(’ll not とも書く)
shallshall notshan’t(’ll not とも書く)
wouldwould notwouldn’t(’d not とも書く)
shouldshould notshouldn’t
mustmust notmustn’t
英語の助動詞の否定形と短縮形

won’t は will not の短縮形で、つづりが大きく変わるので書き間違いに気をつけたい形です。

疑問文は主語と入れ替える

疑問文は、主語と助動詞の順番を入れ替えるだけで作れます。

  • Can you cook?(料理はできますか)
  • Will it rain this afternoon?(午後は雨が降るでしょうか)
  • Should I bring anything?(何か持っていったほうがいいですか)

ここでも Do you can …? のように do を足すことはしません。

付加疑問でも助動詞をそのまま使い、You can drive, can’t you? のように聞き返すのが基本の形です。

副詞を入れるときは、ふつう助動詞と動詞の間に置き、You will probably like it. のような語順になります。

副詞の種類と置き場所は、英語の副詞の基本をまとめた記事で整理しています。↓

英語の助動詞で守る形のルール

助動詞には、一般動詞と違う形の決まりがいくつかあります。

ルール正しい例誤りの例
主語で形が変わらない(s を付けない)He can cook.He cans cook.
後ろの動詞は原形She will come.She will comes.
助動詞を2つ並べないYou will be able to swim.You will can swim.
to 不定詞・ing 形の形が無いI want to be able to drive.I want to can drive.
-ed を付けた過去の形が無いThey had to leave early.They musted leave early.
英語の助動詞の形のルールと誤りの例

助動詞は2つ重ねない

Cambridge Dictionary は、中心の助動詞どうしを並べて使うことはできないとしています。

will と can を一緒に使いたいときは、can を be able to に置き換えて will be able to にします。

「〜しなければならないだろう」は will have to、「〜できるだろう」は will be able to で表せます。

形が1つしかない

中心の助動詞には、to 不定詞の形も ing 形もありません。

want to のあとに「できる」を続けたいときは、want to be able to のように別の表現で言い換えます。

前の文で動詞が分かっているときは、Yes, I can. のように助動詞だけで答えられるのも特徴の1つです。

助動詞の後ろに be+過去分詞を続けると、This room must be cleaned every day. のような受け身の文になります。

受け身の基本の形は、be動詞+過去分詞の型を並べた受け身の記事で例文と一緒に確かめられます。↓

英語の助動詞canとcouldの使い分け

canは能力と許可

can の中心は「できる」という能力と、「してもいい」という許可です。

  • 能力:I can ride a bike.(自転車に乗れます)
  • 許可:You can use my pen.(私のペンを使っていいですよ)
  • 一般にあり得ること:Winter roads can be dangerous.(冬の道は危険なことがあります)

can’t は「してはいけない」という不許可にも使い、You can’t eat in this room. は飲食を断る言い方になります。

British Council の LearnEnglish は、can と can’t で技能や一般的な能力と、今やこれからの特定の時点でできるかどうかの両方を表すとしています。

couldは過去の能力と依頼

could は、過去にできたこと・できなかったことを表すときに使います。

  • 過去の能力:I could swim 50 meters three years ago.(3年前は50メートル泳げました)
  • 依頼:Could you say that again?(もう一度言っていただけますか)
  • 許可を求める:Could I use your phone?(電話をお借りできますか)
  • 可能性:That could be the answer.(それが答えかもしれません)

could haveは「できたのに」

could have+過去分詞は、できる力や機会はあったのに実際にはしなかったことを表します。

I could have taken the earlier train. は、早い電車に乗れたのに乗らなかったという意味です。

英語の助動詞willとwouldの使い分け

will は、確実だと考えている未来のことを述べるときの中心になる語です。

willの5つの使い方

使い方例文
確実だと考える未来The store will open at ten.(店は10時に開きます)
申し出I’ll get the door.(私がドアを開けます)
依頼Will you turn off the light?(電気を消してくれる?)
約束I’ll call you back in ten minutes.(10分後にかけ直します)
その場の決断I think I’ll take the bus.(バスで行くことにします)
英語の助動詞 will の主な使い方

話し言葉では、will は ‘ll、would は ‘d に縮まることが多く、とくに代名詞の後ろでよく見かけます。

wouldとshallの使い方

依頼には will と would のどちらも使え、Would you hold this for a moment? のように言います。

shall は Shall I open the window? のように、自分から申し出るときに使う語です。

I shall や We shall の形で、確実だと考える未来を表すこともあります。

Cambridge Dictionary の表では、will と shall はどちらも「とても確か」の欄に入っています。

英語の助動詞mustとhave toの違い

must は強い義務や必要を表し、「しなければならない」と訳されます。

義務がどこから来るか

Cambridge Dictionary は、must はふつう話し手自身から出る義務に、have (got) to は話し手の外から来る義務に使うとしています。

  • I must clean my room.(部屋を片づけなきゃ=自分で決めた義務)
  • I have to wear a tie at work.(職場でネクタイが決まり=外から来る義務)

法律や規則、掲示やお知らせの文では、must と must not がよく使われます。

否定にしたときの禁止と不要

否定にすると意味が分かれる

形意味例文
mustn’t / must notしてはいけない(禁止)You mustn’t touch the wires.(電線に触ってはいけません)
don’t have toしなくてよい(必要がない)You don’t have to come early.(早く来なくていいです)
needn’t / don’t need toしなくてよい(必要がない)You needn’t wait for me.(私を待たなくていいです)
英語の助動詞 must と have to の否定の違い

don’t have to は禁止ではなく、必要がないことを表すだけです。

過去の義務は must ではなく had to で表し、I had to work late yesterday. のように言います。

未来の特定の時点での義務には、must より will have to を使うことが多くなります。

英語の助動詞shouldとought toで伝える助言

should は「〜したほうがいい」という助言や提案のときに使う語です。

  • 助言:You should see a doctor.(医者に診てもらったほうがいいです)
  • 弱い義務:We should keep our promises.(約束は守るべきです)
  • かなりありそうなこと:The package should arrive in two days.(荷物は2日後に届くはずです)

Cambridge Dictionary の表では、should と ought to は「弱い義務」と「かなりありそうなこと」の両方に並んで載っています。

must が強い義務の側に入るのに対して、should は弱い義務の側に入ります。

相手にすすめるときは should、規則として求めるときは must と分けると、言い方の強さをそろえやすくなります。

should not の短縮形は shouldn’t で、You shouldn’t skip breakfast. のように「しないほうがいい」を表せます。

英語の助動詞で表す推量の強さ

助動詞は「〜に違いない」「〜かもしれない」のように、どのくらい確かだと思っているかの差も表します。

確信の強さの順番

確かさ助動詞例文
とても確かwill・must・can’tShe must be tired.(彼女は疲れているに違いありません)
かなりありそうshould・ought toThe bus should come soon.(バスはもうすぐ来るはずです)
あり得るmay・might・couldHe might be at home.(彼は家にいるかもしれません)
英語の助動詞で表す推量の強さ(Cambridge Dictionary の表をもとに作成)

「〜のはずがない」と打ち消すときは、mustn’t ではなく can’t を使います。

That can’t be Ken’s car. は「それがケンの車のはずがない」という意味です。

過去の推量はmust have

過去のことを推量するときは、must have+過去分詞や can’t have+過去分詞を使います。

must have+過去分詞は義務ではなく、いつも推量の意味になります。

You must have been busy last week. は「先週は忙しかったに違いない」という意味にあたります。

英語の助動詞の過去の言い方と間違えやすい点

助動詞の過去の言い方は、語と意味によって作り方が違います。

現在過去の言い方例文
cancouldI couldn’t sleep for two days.(2日間眠れませんでした)
must(義務)had toWe had to wait for an hour.(1時間待たなければなりませんでした)
must(推量)must have+過去分詞He must have missed the bus.(彼はバスに乗り遅れたに違いありません)
can’t(推量)can’t have+過去分詞She can’t have said that.(彼女がそんなことを言ったはずがありません)
英語の助動詞の過去の言い方

未来の予測にmustを使わない

Cambridge Dictionary は、未来の予測には must ではなく will を使うとしています。

「このホテルなら快適だろう」と言いたいなら、This hotel will be comfortable. が自然な形です。

cannotは1語で書く

can の否定をつづるときは、can not と2語に分けず cannot と1語にするのがふつうです。

He cansとは書かない

主語が he や she でも、can や must に s は付きません。

英語の助動詞でよくある質問

Q. 助動詞の後の動詞の形は

A. 後ろの動詞は原形にし、主語が三人称単数でも s は付けません。

Q. mayとmightの違いは

A. どちらも「〜かもしれない」という可能性を表し、Cambridge Dictionary の表でも同じ「あり得る」の欄に並んでいます。

許可の may は、You may sit here. のようなかたい言い方として扱われる語です。

Q. shallはどんな場面で使う

A. Shall I …? の形で、自分から何かを申し出るときに使います。

Q. needは助動詞の仲間

A. need は準助動詞に分けられ、needn’t のように助動詞の形でも、don’t need to のように一般動詞の形でも使えます。

参考文献

あわせて読みたい

中学で習う文法の全体は、中学英語の文法一覧で学年別にまとめています。↓

高校で扱う文法の単元と順番は、高校英語の文法を学年別に並べた記事で確かめられます。↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次