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英語の動名詞の使い方|ingの作り方と動名詞だけを取る動詞の一覧

英語の動名詞の使い方|ingの作り方と動名詞だけを取る動詞の一覧

英語の動名詞は、動詞の後ろに ing を付けて「〜すること」という名詞の働きをさせる形です。

enjoy の後ろに to を置くのか ing を置くのか、stop to と stop ing で何が違うのか、で手が止まって調べている人が多いはずです。

この記事では、ing の綴りの規則、文の中で動名詞を置く場所、動名詞だけを取る動詞の一覧、to 不定詞と意味が変わる動詞までを表で並べます。

結論=enjoy・finish・avoid・mind などの後ろに動詞を置くときは ing の形にし、to は付けません。

規則と動詞の一覧は、Cambridge Dictionary の文法解説 English Grammar Today を読み、そこに載っている範囲だけをまとめました。

例文はこの記事のために作ったもので、出どころは記事の最後に置いています。

目次

英語の動名詞は動詞にingを付けて名詞として使う形

先に答えを置くと、英語の動名詞は「動詞の原形+ing」で作り、名詞と同じ場所に入れて使います。

Cambridge Dictionary は gerund(動名詞)を、動詞から作られ、名詞のように使われる ing で終わる語としています。

辞書の例は、Everyone enjoyed Tyler’s singing の singing が動名詞にあたる、というものです。

形は ing でも、文の中での役目は名詞だと考えると整理しやすくなります。

動詞の原形動名詞意味
readreading読むこと
swimswimming泳ぐこと
writewriting書くこと
studystudying勉強すること
traveltravelling旅行すること
動詞の原形と動名詞の対応(綴りは Cambridge Dictionary『Verbs: basic forms』の規則による)

動名詞は名詞の働きをするので、主語にも、動詞の目的語にも、前置詞の後ろにも置けます。

Merriam-Webster も、動名詞は動詞に ing を足して作る名詞で、副詞で修飾でき、目的語も取れる語だとしています。

ingの形でも役目は名詞

同じ ing の形でも、be 動詞と組んで「〜している」を表す進行形の ing は、名詞の働きをしていません。

見分けるときは、その ing を「〜すること」と訳して文が通るかを試すのが手軽な方法です。

英語の動名詞の作り方|ingの付け方は5つの規則

動名詞の綴りは、動詞の終わりの文字によって ing の付け方が変わります。

Cambridge の文法解説 Verbs: basic forms は、規則動詞は原形に ing を足して ing 形を作るとしています。

動詞の終わりingの付け方例
ふつうの動詞そのまま ing を足すlook → looking/play → playing/work → working
e で終わる最後の e を取って ingmove → moving/face → facing/come → coming
子音字+y で終わるy はそのままで ingstudy → studying/hurry → hurrying/try → trying
母音字1つ+子音字1つで、最後の音節を強く読む最後の子音字を重ねて ingstop → stopping/plan → planning/prefer → preferring
ie で終わるie を y に変えて ingdie → dying/lie → lying
ingの付け方の規則(Cambridge Dictionary『Verbs: basic forms』『Spelling: Common verb ending mistakes』と辞書の見出しによる)

e で終わる動詞

最後が e の動詞は、e を落としてから ing を付けます。

Cambridge の綴りの注意書きでは、come の ing 形は comming でも comeing でもなく coming です。

同じ形の動詞として、have → having、give → giving、arrive → arriving、close → closing も挙がっています。

e を落とすのは ing を付けるときだけで、過去形の moved のように d を足す形とは扱いが違います。

子音字を重ねる動詞

母音字1つと子音字1つで終わり、最後の音節を強く読む動詞は、最後の子音字を重ねます。

Cambridge は begin・drop・occur・refer・run・shop・stop・transfer をこの例に挙げています。

一方で、最後の音節を強く読まない benefit・happen・open・order・profit は、子音字を重ねません。

  • commit → committing(後ろの音節を強く読む)
  • prefer → preferring(後ろの音節を強く読む)
  • visit → visiting(前の音節を強く読む)
  • develop → developing(真ん中の音節を強く読む)

強く読む位置で綴りが変わる

例外として、母音字+l で終わる動詞は、強く読む位置に関係なく l を重ね、travel は travelling、control は controlling になります。

この l を重ねる形は、Cambridge の British Grammar(イギリス英語の文法)の表に載っている綴りです。

y と ie の扱い

子音字+y で終わる動詞は、過去形では y を ied に変えますが、ing 形では y を変えません。

study の ing 形は studying で、y を i に変えた形にはなりません。

ie で終わる die と lie は、Cambridge の辞書の見出しで、ing 形がそれぞれ dying、lying と示されています。

pay → paying、say → saying のように母音字+y で終わる動詞も、y はそのままで ing を付けます。

英語の動名詞を置く3つの場所|主語・目的語・前置詞の後

動名詞は名詞と同じ働きをするので、文の中で名詞が入る場所に置きます。

置く場所例文訳
主語Reading English news is useful.英語のニュースを読むことは役に立つ
動詞の目的語I enjoy cooking on weekends.私は週末に料理をするのを楽しんでいる
前置詞の後ろShe is good at drawing.彼女は絵を描くのが得意だ
動名詞を置く3つの場所(例文はこの記事で作成)

主語になる動名詞

Cambridge Dictionary は、動名詞は文の主語にも目的語にもなるとして、Cycling is fun と I enjoy cycling を例に挙げています。

主語に置くときは、Getting up early is hard for me のように ing の語が文の頭に来ます。

Getting up early のように、動名詞は後ろに副詞や目的語を連れて、ひとかたまりの主語になれます。

文の中で主語や目的語がどこに来るかは、英語の5文型を一覧にした記事で型ごとに確かめられます。↓

目的語になる動名詞

動詞のすぐ後ろに置く動名詞は、その動詞の目的語になります。

I finished writing the report の writing the report は、finish の目的語にあたります。

ただし、すべての動詞が動名詞を目的語に取るわけではないので、どの動詞が ing を取るかは次の一覧で覚えるのが近道です。

前置詞の後の動名詞

Cambridge の文法解説 Prepositions and particles は、前置詞の後ろには名詞句、代名詞、動詞の ing 形が来るのがもっとも一般的だとしています。

前置詞の後ろに動詞を置きたいときは、原形ではなく動名詞の形にします。

  • She is good at drawing.(彼女は絵を描くのが得意だ)
  • Thank you for helping me.(手伝ってくれてありがとう)
  • He left without saying goodbye.(彼はさよならも言わずに出て行った)

Cambridge は for + ing を、物の用途や、何かの理由を言うときに使う形としています。

一方で、目的を言うときは for + ing ではなく to + 動詞の原形を使い、I went to the library to study のようになります。

at・for・without など前置詞そのものの使い分けは、英語の前置詞を一覧にした記事にまとめています。↓

英語の動名詞だけを取る動詞の一覧|enjoy・finish・avoidなど

動詞の中には、後ろに動詞を続けるとき、to 不定詞ではなく ing の形を取るものがあります。

Cambridge の Verb patterns は、次の動詞はふつう to 不定詞ではなく ing 形が続くとしています。

動詞意味例文
admit〜したことを認めるHe admitted breaking the window.
avoid〜するのを避けるI avoid eating late at night.
consider〜することをよく考えるWe are considering moving to Osaka.
deny〜したことを否定するShe denied taking the money.
dislike〜するのを嫌うI dislike waiting in long lines.
enjoy〜するのを楽しむThey enjoyed talking with the guests.
fancy〜したい気がするDo you fancy going out tonight?
feel like〜したい気がするI feel like eating something sweet.
finish〜し終えるHave you finished cleaning your room?
give up〜するのをやめるMy father gave up smoking.
(can’t) help〜せずにいられないI couldn’t help laughing.
imagine〜するのを想像するCan you imagine living on an island?
involve〜することを伴うThe job involves meeting new people.
keep (on)〜し続けるHe kept talking during the movie.
mind〜するのを気にするWould you mind opening the door?
miss〜できなくて寂しく思うI miss walking along the beach.
practise〜する練習をするShe practises playing the piano every day.
put off〜するのを先に延ばすDon’t put off doing your homework.
risk〜する危険を冒すHe risked losing his job.
(can’t) stand〜するのが我慢できないI can’t stand waiting.
動名詞だけを取る動詞の一覧(動詞の並びは Cambridge Dictionary『Verb patterns』による・意味と例文はこの記事で作成)

この20語の後ろに動詞を置くときは、to を付けず ing の形にします。

practise は、Cambridge の一覧ではイギリス式の綴りで載っています。

enjoy と avoid の誤り

Cambridge は、enjoy の後ろに動詞を置くときは ing 形でなければならないとして、I always enjoy to cook を誤りの例に挙げています。

avoid についても、後ろの動詞は常に ing 形で、avoid to do とは言わないとしています。

enjoy to doとは言わない

同じ注意は consider・mind・suggest にもあり、consider to pay ではなく consider paying、suggest to plan ではなく suggest planning が正しい形です。

一覧の覚え方

20語をばらばらに覚えるより、意味の近いものをまとめると思い出しやすくなります。

  • やめる・終える側=finish・give up・put off・avoid
  • 気持ちの側=enjoy・dislike・mind・(can’t) stand・fancy・feel like
  • 頭の中の側=consider・imagine・admit・deny
  • 続ける・繰り返す側=keep (on)・practise

グループに分けておくと、例文を作るときに「この動詞は ing の側だった」と思い出す手がかりになります。

英語の動名詞とto不定詞で意味が変わる動詞

動名詞も to 不定詞も取れるのに、どちらを選ぶかで意味が変わる動詞があります。

Cambridge の Verb patterns は、go on・need・remember・try・mean・regret・stop・want をこの仲間に挙げています。

動詞+ing の意味+to 不定詞の意味
remember(過去に)〜したことを覚えている忘れずに〜する
stop〜するのをやめる〜するために立ち止まる・手を止める
try試しに〜してみる〜しようとする
go on止めずに〜し続ける1つ終えて、続けて〜する
mean〜という結果になる〜するつもりである
動名詞と to 不定詞で意味が変わる動詞(Cambridge Dictionary『Verb patterns』『Remember or remind?』による)

remember と stop

remember に to 不定詞が続くと「忘れずに〜する」で、ing が続くと「過去に〜したことを覚えている」になります。

  • Remember to lock the door.(忘れずにドアに鍵をかけてね)
  • I remember locking the door.(ドアに鍵をかけたのを覚えている)

stop に ing が続くと、続いていた動作をやめるという意味です。

stop に to 不定詞が続くと、別のことをするために、していたことを止めるという意味になります。

  • He stopped watching TV.(彼はテレビを見るのをやめた)
  • He stopped to watch the sunset.(彼は夕日を見るために立ち止まった)

try・go on・mean

try に ing が続くと、うまくいくかを見るために試しにやってみる意味になります。

Cambridge の例では、ネットで検索してみて最後に住所が見つかった場面が try + ing で、メールを送ろうとしたが届かなかった場面が try + to 不定詞です。

try to は「やろうとした」に重心があり、Cambridge の例のように結果がうまくいかなかった場面でも使えます。

go on に ing が続くと、止めずにそのまま続ける意味です。

go on に to 不定詞が続くと、1つのことを終えたあと、次に別のことをする意味になります。

mean は、ing が続くと「〜という結果を伴う」、to 不定詞が続くと「〜するつもりだ」という意味で使い分けます。

  • Living in the city means paying high rent.(都会に住むと家賃が高くつく)
  • I didn’t mean to hurt you.(傷つけるつもりはなかった)

regret・need・want も同じ仲間に入っていますが、意味の違いは語ごとに辞書の用例で確かめると取り違えません。

英語の動名詞でもto不定詞でも意味が近い動詞

like・love・hate・prefer の4つは、ing も to 不定詞も続けられます。

Cambridge は、この4語ではどちらを選んでも意味の違いは小さいことが多いとしています。

違いを言うなら、ing は動作そのものに、to 不定詞は好みや結果のほうに重心が置かれます。

ing と to の重心

形重心例文
like + ing動作そのものを楽しむI like swimming in the sea.
like + to好みや習慣I like to get up early on Sundays.
hate + ing動作そのものが嫌She hates doing the dishes.
hate + toその状況になるのが嫌I hate to say this, but you are wrong.
like・hate+ing と+to の重心の違い(Cambridge Dictionary『Verb patterns』による・例文はこの記事で作成)

Cambridge の例では、映画を映画館で見るほうが好きという文が prefer + ing で、昼間に運転するようにしているという文が prefer + to 不定詞です。

would like の後ろ

hate・like・love・prefer に would や should が付くと、後ろは to 不定詞だけになり、ing の形は使いません。

  • I’d like to visit Kyoto.(京都を訪れたい)
  • I’d love to join you.(ぜひご一緒したい)

would likeの後ろはto

would like visiting のように ing を続けるのは誤りなので、would が付いたら to と覚えておくと迷いません。

英語の動名詞を使う決まった言い方の一覧

動詞の一覧とは別に、後ろが動名詞になると決まっている言い方もあります。

言い方意味例文
look forward to + ing〜するのを楽しみにするI look forward to seeing you.
be used to + ing〜するのに慣れているI’m used to living alone.
get used to + ing〜するのに慣れるYou’ll soon get used to working here.
be worth + ing〜する価値があるThis book is worth reading.
feel like + ing〜したい気がするI feel like going for a walk.
can’t help + ing〜せずにいられないI can’t help worrying about it.
for + ing〜するための(用途)・〜したことで(理由)This knife is for cutting bread.
動名詞を続ける決まった言い方(Cambridge Dictionary の English Grammar Today による・例文はこの記事で作成)

to の後ろでも ing

look forward to と be used to の to は、後ろに動詞の原形ではなく ing 形を取ります。

Cambridge は、look forward to meet you ではなく look forward to meeting you と言うとしています。

be used to は「〜に慣れている」という意味で、後ろには名詞句、代名詞、動詞の ing 形が来ます。

形の似た used to + 動詞の原形は「以前は〜していた」という過去の習慣を表し、前に be 動詞を置きません。

  • I used to live in Kobe.(以前は神戸に住んでいた)
  • I’m used to living in Kobe.(神戸での暮らしに慣れている)

worth と can’t help

be worth も、後ろに動詞を置くときは to 不定詞にできず、ing 形にします。

Cambridge は、it’s worth to ask ではなく it’s worth asking を正しい形として示しています。

can’t help + ing と feel like + ing は、先ほどの動名詞だけを取る動詞の一覧にも入っている形です。

英語の動名詞の前に意味上の主語を置く形

動名詞が表す動作をする人が、文の主語と違うことがあります。

そのときは、動名詞の前に、その動作をする人を置きます。

Cambridge は、can’t stand・dislike・imagine・involve・mind・miss・put off・risk の後ろで、ing の前に新しい主語を置けるとしています。

代名詞は目的格

新しい主語が代名詞のときは、me・him・her・us・them の目的格を使います。

  • Do you mind me sitting here?(私がここに座ってもかまいませんか)
  • I can’t imagine him dancing on stage.(彼が舞台で踊る姿は想像できない)

主格の I や he をそのまま置くのではなく、目的格の me や him にするのが要点です。

所有格を置く形

Cambridge Dictionary の gerund の例文 Everyone enjoyed Tyler’s singing では、所有格の Tyler’s が singing の前に置かれています。

この文は、歌ったのはタイラーで、みんながその歌を楽しんだという意味です。

動名詞の前に人を置くと、「誰がするのか」をはっきり示せます。

代名詞の目的格を置くか、名詞の所有格を置くかは、手元の辞書の用例で文の形ごと確かめると安心です。

英語の動名詞でよくある質問

Q. enjoy to doは誤りか

A. enjoy の後ろに動詞を置くときは ing 形にし、enjoy to do とは言いません。

enjoy cooking のように、to を付けずに ing を続けるのが正しい形です。

Q. stop to doの意味

A. stop to do は、何かをするために、それまでしていたことを止めるという意味です。

stop doing は続いていた動作をやめることなので、意味は大きく違います。

Q. runのing形の綴り

A. run は母音字1つと子音字1つで終わり、強く読む音節で終わるので、n を重ねて running になります。

同じ規則で、stop は stopping、plan は planning です。

Q. would likeの後ろ

A. would like の後ろは to 不定詞で、I’d like to go のように言います。

would が付かない like なら、ing も to 不定詞も続けられます。

参考文献

あわせて読みたい

中学で習う文法の全体の中で動名詞の位置を確かめるなら、中学英語の文法を学年別にまとめた記事が役に立ちます。↓

高校で習う文法の単元の順番は、高校英語の文法一覧の記事で確かめられます。↓

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