英語学習を続けていると、「イディオム」「熟語」「句動詞」といった言葉が出てきて、何がどう違うのか混乱しがちです。この記事では、イディオムと熟語の違いを、定義・具体例・覚え方の順で整理します。
イディオムと熟語の違い|まず結論
| 用語 | ざっくり定義 | 例 |
|---|---|---|
| 熟語 | 複数の単語がセットで1つの意味になる表現全般(日本の学習用語) | look for(〜を探す) |
| イディオム | 個々の単語の意味からは全体の意味が予測しにくい慣用句 | break the ice(場を和ませる) |
| 句動詞 | 動詞+前置詞/副詞のセット | give up(あきらめる) |
日本の参考書で言う「熟語」は広いくくりで、その中に「句動詞」や「イディオム」が含まれる、と考えると整理しやすいです。
イディオムと熟語の違いを例で確認
意味が予測できる熟語(透明度が高い)
- look at(〜を見る):look=見る、at=〜に。そのままの意味
- get up(起きる):起き上がるイメージがつながる
意味が予測しにくいイディオム(透明度が低い)
- break the ice:氷を割る→初対面の緊張をほぐす
- under the weather:天気の下→体調が悪い
- cost an arm and a leg:腕と脚がかかる→とても高価だ
「単語の意味を足し算しても全体の意味にならない」度合いが強いものほど、イディオム的な表現だと言えます。
イディオムと熟語の違いを踏まえた覚え方
1. 句動詞は前置詞のイメージで整理する:up=完了・上昇、out=外へ・出し切る、のようにコアイメージでまとめると応用が利きます 2. イディオムは由来とセットで覚える:break the ice は船が氷を砕いて航路を開いたことに由来する、といった背景があると忘れにくくなります 3. 試験対策は頻出リスト優先:英検・TOEICで問われるのは大半が句動詞・定番熟語です。マニアックなイディオムは後回しで構いません 4. 例文ごと覚える:単独で覚えるより、短い文の中で覚えるほうが実際の場面で出てきます
FAQ|イディオムと熟語の違い
Q1. 英検やTOEICでは「イディオム」は出ますか? 句動詞や定番の慣用表現は頻出です。一方、口語的で文化色の強いイディオムの出題は多くありません。まず試験頻出の熟語リストから固めるのが効率的です。
Q2. コロケーションとは何が違いますか? コロケーションは「相性の良い語の組み合わせ」(make a decision など)を指します。意味は予測できるものの、組み合わせが決まっている点が特徴で、イディオムとはまた別の概念です。
Q3. イディオムはどのくらい覚えるべきですか? 目的によります。日常会話や映画の理解が目的なら定番100個程度から、試験目的なら過去問に出たものを優先する、のように目的から逆算してください。