MENU

英語の接続詞一覧|and/but/becauseの使い分けと文のつなぎ方

英語の文を書いていて、andばかりが続いてしまう。butとalthoughをどちらも入れてしまう。howeverの前がコンマなのかセミコロンなのか分からない。英語の接続詞でつまずくところは、だいたいこの3つに集約されます。

この記事では、英語の接続詞を「等位接続詞」「従位接続詞」「接続副詞」の3グループに分け、それぞれの一覧表・コンマの打ち方・重ねてはいけない組み合わせ・話し言葉と書き言葉での選び方までをまとめます。覚える語を増やすより、3グループのどれなのかを見分けるほうが早く正確になります。

目次

英語の接続詞は「等位」と「従位」の2つに分けると迷わなくなる

結論から言うと、英語の接続詞は大きく2種類しかありません。等位接続詞(coordinating conjunction)と、従位接続詞(subordinating conjunction)です。

等位接続詞は、対等なもの同士をつなぎます。語と語、句と句、文と文。どちらが主でどちらが従、という上下関係はありません。従位接続詞は、片方の文をもう片方に「従わせる」ためのものです。従位接続詞が付いたほうの文は、それだけでは意味が完結しません。

種類代表的な語つなぐもの単独で文になるか
等位接続詞and, but, or, so, for, nor, yet対等な要素どうし両側とも単独で文になる
従位接続詞because, when, if, although, while, since, until主節に従属節をぶら下げる従属節だけでは文にならない
相関接続詞both A and B, either A or B, not only A but also B2つで1組になって対応させる形をそろえる必要がある

見分け方はかんたんです。その語を先頭に置いた部分だけを読み上げて、話が終わった感じがしなければ従位接続詞です。Because I was tired. だけでは「疲れていたので……で?」と続きを待たれます。一方 I was tired. は単独で完結します。

等位接続詞の一覧|FANBOYSで覚える7つの英語の接続詞

英語の等位接続詞は7語しかありません。頭文字を並べた FANBOYS という覚え方が広く使われています。

頭文字語意味・役割例文
Ffor理由を後から添える(やや文章語)I stayed home, for the rain was heavy.
Aand並べる・順に足すShe opened the box and took out a letter.
Nnor否定を重ねる(後ろが倒置になる)He did not call, nor did he write.
Bbut逆のことをつなぐThe room was small but very bright.
Oor選ばせる・言い換えるWe can walk there or take a bus.
Yyetbutより意外性が強いThe plan was simple, yet nobody agreed.
Sso結果を導くThe train was late, so I missed the meeting.

forとnorは使用頻度が低い

7語のうち、日常の会話で自然に出てくるのは and / but / or / so の4語です。forとnorは書き言葉寄りで、会話で無理に使うと硬く響きます。for の意味で理由を言いたいときは because、nor の意味なら and … not のほうが自然です。

yetとbutの差は「意外性」

but が単純な対比なのに対して、yet は「そうなるはずなのに、ならなかった」という驚きを含みます。The soup was cold but edible.(冷めていたが食べられた)と The soup was cold, yet everyone asked for more.(冷めていたのに全員がおかわりを頼んだ)を比べると差が見えます。

従位接続詞の一覧|英語の接続詞を「時・理由・条件・譲歩」で整理する

従位接続詞は数が多いので、語を一つずつ覚えるより意味のグループで持つほうが早いです。

グループ語例文
時when, while, before, after, until, as soon as, onceCall me when you arrive at the station.
理由because, since, asSince the shop was closed, we went home.
条件if, unless, as long as, in caseUnless it rains, the game will start at noon.
譲歩although, though, even though, even if, whileAlthough he apologized, she said nothing.
目的・結果so that, in order that, so … thatHe spoke slowly so that everyone could follow.
対比whereas, whileMy brother likes winter, whereas I prefer summer.

whileとsinceは2つの意味をもつ

while は「〜している間に」(時)と「〜である一方で」(対比)の両方で使われます。since も「〜して以来」(時)と「〜だから」(理由)の両方です。どちらの意味かは時制で読み分けます。since のあとが過去形で主節が現在完了なら「〜以来」、since のあとが現在形なら「〜だから」であることが多いです。

従位接続詞の節は前にも後ろにも置ける

When the bell rang, the students stood up. と The students stood up when the bell rang. は、どちらも成立します。意味はほぼ同じで、前に置くと「いつの話か」を先に示す形になります。ただし前に置いたときはコンマが要ります。これは次の見出しで詳しく扱います。

英語の接続詞とコンマの関係|打つ位置は種類で決まる

コンマの有無は感覚ではなく、接続詞の種類と語順で決まります。ルールは3つだけです。

形コンマ例
文 + 等位接続詞 + 文接続詞の直前に打つI called her, but she did not answer.
語や句を等位接続詞でつなぐ打たないI called her and her sister.
従属節 + 主節(従属節が前)従属節の終わりに打つBecause I was late, I took a taxi.
主節 + 従属節(従属節が後ろ)原則として打たないI took a taxi because I was late.

一番覚えておきたいのは、等位接続詞でつないだ両側がどちらも完全な文のときだけコンマを打つ、という点です。She opened the door and smiled. は主語が1つで後半が文になっていないため、コンマは不要です。She opened the door, and he smiled. は両側が文なのでコンマが入ります。

3つ以上を並べるとき、apples, oranges, and bananas のように最後の and の前にもコンマを打つ形をオックスフォードコンマと呼びます。打つ流派と打たない流派があり、どちらも間違いではありません。大事なのは、1つの文書のなかで打つか打たないかを統一することです。

becauseとsoは同じ内容を逆から言う接続詞

because は理由を導く従位接続詞、so は結果を導く等位接続詞です。つまり同じ出来事を、どちらの端から言うかの違いになります。

  • The road was closed, so we turned back.(道が閉鎖されていた → だから引き返した)
  • We turned back because the road was closed.(引き返した ← 道が閉鎖されていたから)

情報としては同じですが、文の重心が違います。so を使うと後半(結果)が、because を使うと前半(結果)が、それぞれ主節になって目立ちます。読み手に印象づけたいほうを主節に置くのが原則です。

because と so を1つの文に両方入れない

Because the road was closed, so we turned back. は誤りです。理由と結果の関係を2回示してしまっているためです。日本語の「〜なので、だから〜」をそのまま英語にすると起きやすい形なので注意します。

Because で文を始めてよいか

問題ありません。Because it rained, the match was postponed. のように主節が続いていれば正しい英文です。避けるべきなのは Because it rained. のように従属節だけで文を終える形で、これは書き言葉では不完全な文として扱われます。会話では返答としてよく使われます。

althoughとbutを重ねない|英語の接続詞で最も多い間違い

日本語の「〜だけれども、しかし〜」を英語に移すときに、although と but を両方入れてしまう例が非常に多く見られます。

逆接は1文に1つだけ

誤り:Although the test was difficult, but he passed it.

正しい:Although the test was difficult, he passed it.

正しい:The test was difficult, but he passed it.

逆接の関係は1つの文につき1回しか示せません。although を使うなら but は消す。but を使うなら although は消す。この置き換えができれば、この間違いは起きません。

althoughとthoughの違い

意味はほぼ同じで、though のほうがくだけています。加えて though には、文末に置いて「でもね」と軽く付け足す使い方があります。It was expensive. I liked it, though. のような形です。この文末用法は though にしかなく、although では置き換えられません。

even thoughとeven ifは別物

even though は起きた事実に対する譲歩、even if はまだ分からないことへの仮定です。Even though it rained, we went out.(実際に降った)と Even if it rains, we will go out.(降るかどうかは未定)を比べると差が分かります。

howeverは接続詞ではない|接続副詞とセミコロンを使う英語の接続詞まわりの整理

however, therefore, moreover, nevertheless, thus, otherwise。これらは意味の上では「しかし」「したがって」ですが、文法上は接続詞ではなく副詞です。接続副詞と呼ばれます。

接続副詞は2つの文をつなぐ力を持っていません。そのため、コンマだけでつなぐと文が誤って連結された形になります。

書き方判定例
文, however, 文誤りIt was late, however, we kept working.
文; however, 文正しいIt was late; however, we kept working.
文. However, 文正しいIt was late. However, we kept working.
文, but 文正しいIt was late, but we kept working.

接続副詞は文中や文末にも置ける

副詞なので位置の自由度があります。We kept working, however. や We, however, kept working. も成立します。接続詞である but は先頭にしか置けません。位置を動かせるかどうかが、接続詞と接続副詞を見分ける手がかりになります。

意味別の接続副詞一覧

  • 逆接:however, nevertheless, nonetheless, still
  • 結果:therefore, thus, consequently, hence
  • 追加:moreover, furthermore, in addition, besides
  • 言い換え:that is, in other words, namely
  • 対比:on the other hand, in contrast, conversely

話し言葉と書き言葉で変える英語の接続詞の選び方

同じ意味でも、会話で自然な語と文章で好まれる語は違います。ここを取り違えると、内容が正しくても場違いな響きになります。

意味会話で自然文章で好まれる
理由because, sosince, as, therefore
逆接but, thoughalthough, however, nevertheless
追加and, plus, alsomoreover, furthermore, in addition
結果sothus, consequently, as a result
条件ifprovided that, in the event that

メールや報告書で so を多用すると、話し言葉のまま書いた印象になります。逆に、雑談で nevertheless や consequently を連発すると硬すぎます。左右の列を行き来できるようにしておくと、場面に合わせて調整できます。

文頭のAndとButは使ってよいか

現代の英語では、文頭の And や But は広く使われています。学校で避けるよう指導されることがあるのは、多用すると文が細切れになって読みにくくなるためです。禁止されている形ではなく、頻度を抑えるべき形だと考えるのが実態に合っています。公式な文書では However や Nevertheless に置き換えると落ち着きます。

接続詞を減らすという選択

英語では、接続詞を使わずに分詞構文や前置詞句で同じ内容を表すこともできます。Because he was tired, he went to bed early. は Tired, he went to bed early. や Because of fatigue, he went to bed early. とも書けます。接続詞が続いて重くなったときは、1つを前置詞句に逃がすと文が軽くなります。

英語の接続詞についてよくある質問

Q. 接続詞は全部でいくつ覚えればよいですか

等位接続詞は7語で打ち止めなので、まずこれを確実にします。従位接続詞は数十語ありますが、日常で使うのは意味グループごとに2〜3語、合計で20語ほどです。語数を増やすより、等位か従位かを瞬時に判断できるようにするほうが効果があります。

Q. andの繰り返しを減らす方法

and が続くのは、文と文をすべて対等に並べているためです。片方を従位接続詞に変えると解消します。I woke up and it was raining and I took an umbrella. は When I woke up, it was raining, so I took an umbrella. と書き換えられます。情報の主従を決めるのがコツです。

Q. thatは接続詞ですか

名詞節を導く that は従位接続詞に分類されます。I think that he is right. の that がそれです。口語では省略されることが多く、I think he is right. でも問題ありません。関係代名詞の that(the book that I read)は別の品詞なので、混同しないようにします。

Q. セミコロンは接続詞の代わりになりますか

なります。関係の深い2つの文をセミコロンでつなぐと、接続詞なしで並べられます。The sky darkened; the wind picked up. のような形です。ただし関係の内容までは示せないため、理由や逆接をはっきり伝えたいときは接続詞のほうが確実です。セミコロンの後ろは小文字で始めます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次