大学のクラス分けや単位認定で使われるTOEFL ITPは、スコアの数字がiBTともTOEICとも違うため、「自分のレベルがどのくらいなのか」が分かりにくい試験です。この記事では、TOEFL ITPのスコア換算の目安と、スコアの読み方を解説します。
TOEFL ITPのスコア換算の前に|スコアの仕組み
TOEFL ITPは紙ベース(またはデジタル形式)の団体向けテストで、スコアの構成は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 総合スコア | 310〜677点 |
| セクション | リスニング/文法(Structure)/リーディングの3つ |
| 測る技能 | 読む・聞く中心(スピーキング・ライティングは含まれない) |
iBTが4技能を測るのに対し、ITPは受信技能中心という違いが、換算を「目安」にとどめる理由です。
TOEFL ITPのスコア換算表(目安)
一般に参照される対応の目安です。
| TOEFL ITP | TOEFL iBT(目安) | CEFR(目安) |
|---|---|---|
| 627〜677 | 111〜120 | C1以上 |
| 543〜626 | 72〜110 | B2 |
| 460〜542 | 42〜71 | B1 |
| 337〜459 | 〜41 | A2 |
この換算は測定技能の違いがあるため、あくまで参考値です。提出先がITPスコアを受け付けるか、iBTを要求するかで必要な行動が変わります。
TOEFL ITPのスコア換算を使うときの注意点
1. 公式スコアとしての扱いが違う:ITPは団体内の測定用という位置づけで、海外大学への出願ではiBT等の公式スコアを求められるのが一般的です 2. 換算値を出願に使えるかは提出先次第:国内大学の単位認定・交換留学の学内選考ではITPが使われることがあります。基準は所属校の規程を確認してください 3. スピーキングの力は反映されない:ITPが高くても会話力は別物です。留学準備では話す練習を並行しましょう 4. 英検との比較も参考程度に:測定方式が異なるため、直接の公式換算はありません
FAQ|TOEFL ITPのスコア換算
Q1. ITP 500点はどのくらいのレベルですか? 目安としてはB1(中級)帯にあたり、大学の教養レベルの英文をある程度読める水準とされます。ただしセクション間のバランスで体感は変わります。
Q2. ITPのスコアを上げるにはどこから手を付けるべきですか? 配点と伸ばしやすさの面で、文法(Structure)セクションが最初のターゲットにされることが多いです。頻出パターンの学習が得点に直結しやすいためです。
Q3. ITPとiBTはどちらを受けるべきですか? 所属大学の制度で受験機会があるならITP、海外出願などで公式スコアが必要ならiBTです。目的が両方あるなら、まずITPで力試しをしてからiBTに進む流れが負担の少ない順番です。
※スコアの扱い・試験仕様は変更される場合があります。最新の情報はETS公式サイトと提出先の要項でご確認ください。(本記事の情報は2026-09-04時点のものです)